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更年期と漢方薬

中国の漢方の古典「黄帝内経素門(こうていだいけいそもん)」では、女性の身体は7年ごとに節目があると捕らえています。

節目ごとに、体と心に変化が起きるといわれています。

昔は更年期という概念はありませんでしたが、その年代になると女性の体や心に様々な変化が起きてくるので、その症状に合わせて漢方薬が使われてきました。

漢方では「気・血・水」から体の不調を考えるという、独特な漢方の考え方をしています。

例えば、肩こりや頭痛は血の流れが悪くなっているので「お血」、めまい、集中力の低下、睡眠障害は血が不足しているので「血虚」、動悸・息切れは気の流れが悪いので「気逆」というように捉えるのです。

そして、これらの症状を改善するのに漢方薬が処方されます。

漢方薬の利点は、その人に合わせて処方されるので、処方がぴったりと合えば効果的な薬です。

ただ、薬が合わなければ症状は改善されませんから、利点でもあり欠点でもあるわけですね。

病院での更年期障害の治療には、ホルモン補充療法が使われていますが、最近では「ホルモン(エストロゲン)の補充だけでは、なかなか効果が出にくい。漢方薬の併用も考えよう」という声も出てきています。

今までにも、漢方療法については研究が進められてきていましたがも更年期障害は症状の程度や種類の個人差が大きいので、客観的に効果を調べるのが困難だという課題があったそうです。

こういった課題が完全にクリアされたわけではありませんが、今後漢方の併用については進展していくでしょう。

病院によって漢方医療を取り入れていない病院もあります。

漢方薬を併用して病院で治療を受けたい場合には対応している病院を探すか、漢方店で処方してもらった薬の併用について病院の主治医に相談するかということになります。

自分にあった対処法が見つかれば、それが最善の治療法ということです。

更年期症状はこうして克服された